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岡田さんの以前のお住まいは、アパートの3階。第2子を身ごもった奥様にとって、階段の昇り降りは重労働。それが、この家を建てるきっかけになりました。 誕生したのは男の子。いま、わんぱく盛りの弟さんとお兄ちゃんにとって、床は楓、腰壁にはパインを使った木の家は、きっと、森や野原のような自然のなかの遊び場と変わらないのかもしれません。 「家の中でも本当にのびのび。上の子の遊びっぶりは、激しくなりましたねえ」と奥様。「本当は家を建てる気はなかったんですけど、建ててよかったと思います。」

窓側からLDKをみる
岡田邸の中心は、木のやさしさと温もりあふれる20畳のLDK。仕切りがないので開放感たっぷり。空調もエアコン一台でOKです。
岡田家の暮しの中心となっているのが、キッチンと一体となっているリビングダイニング。

全部で20畳の広さの木の空間は、すべてがオープン。家族がどこにいても、見ることができます。その一角、サッシの向こうのウッドデッキに続いている畳コーナーが、子供さんたちの主な遊び場であり、お昼寝場。畳なので、ドッタンバッタンと転がっても大丈夫。


畳みの上て遊ぶ
段差をつけた畳スペースは、わんぱく盛りの子供さんたの遊び場兼お昼寝場です。
家の主役ともいうべき檜の柱はありますが、壁のないオープンな和室でリビングと一体。キッチンからの目も行き届きます。

畳の間を、リビングの床よりあえて高くしたのは、梁に合わせたことも理由のひとつ。頭上の空間が少し寂しいこともあってあしらった梁。それに呼応するようにつけた段差は、LDKのインテリア的なアクセントにもなっています。

段差はキッチンにも。こちらは、キッチンカウンターと杉のダイニングテーブルの高さを揃えて、一段低くしてあります。こうすることで、キッチンで作業している奥様と、テーブルにつく家族との目線の高さが同じになるのです。

「子供たちがもう少し大きくなって、ここで勉強したりするときに、顔と顔をあわせて会話ができるように。お友達がいらしたときも、会話が弾むかなと思って」と奥様。

ダイニングキッチン
吊り棚がない分、広々とした印象のダイニングキッチン。視線を邪魔するものもありません。
視線を大事にする考えから、流しの上に吊り棚はつくらず、ここもオープンに。かわりにキッチンの奥に家事室兼パントリー(食品庫)をつくりました。この大きな収納スペースのおかげで、ごちゃごちゃしたものを隠せることも、奥様が気に入っているところです。

さて、キッチンの段差を「冷蔵庫を開けるとちょうど目の高さにビールがあるので便利」とおっしゃるご主人のお気に入りは、家を建てる前に購入を決めていた壁掛けテレビと音響システムとソフアを、理想の距離で置いたリビングの南のシアタースペース。

その上の勾配天井も、「吹き抜けは好きではないけれど、天井は高くしたい」という希望を叶えてくれた、こだわりポイント。勾配天井は外のウッドデッキまですっぽり覆っているので、「雨の日でもサッシを開ければそよそよと新鮮な空気が入ってきて快適」。ここで、のんびりと映画を鑑賞する時間は、至福のひとときです。
ダイニングキッチン
キッチンを一段低くしているので、家事をしている奥様とテーブルにつく家族の目線が同じ高さに。
LDKの東側には、干場のデッキに直結した広々としたサニタリー(トイレは別)があったり、階段の下には、ご主人が「秘密の部屋」という小さな書斎があったりと、快適な暮しの工夫がいっぱい。 でも、岡田さんご夫妻が、いちばん喜んでいるのは、空調の快適さです。

テーブルにみんなで
杉の大きなダイニングテーブルを中心に、笑顔と会話が弾むだんらんのひととき。
真夏でも扇風機をひとつ回しているだけで涼しく、湿気を感じることもゼロ。真冬もストーブは必要なし。階段の天井につけたシーリングファン(天井扇)をまわし、リビングに設置したエアコンの暖房を弱にしてつけるだけで家中ぽかぽか。「普段はもう当たり前になっていて気がつかないけれど、たまに実家に帰ったりすると、ウチの快適さがしみじみわかりますね」とご主人。

もちろん、その快適さは、木の家だから。 家を建てようと思ったとき、岡田さんご夫妻は、すぐに「木の家にしよう」と決めました。友人の紹介で三州木材を知り、施工例を何軒か見学。勾配天井の大屋根と、南側の全面に広いウッドデッキのある理想に近い家に出会い、その家が設計のベースになりました。 「三州さんに決めてからは、家づくりはトントン拍子でした」とご主人。

シアターコーナー
壁掛けテレビとソファの距離は理想の4メートル。楓の1本モノのリビングテーブルも自慢です。
シアターコーナー勾配天井がみえる
シアターコーナーの頭上は、スペースを広くみせる勾配天井。これもご主人のこだわりです。

「どんなことでもお話しができたのがよかった。言いずらいことも、言いやすい雰囲気をつくってくれた。最後の方でかなりわがままも言ったけど、大工さんが快く引き受けてくれました」。そのひとつが、キッチンとダイニングの間の白壁の小さな棚。吊り棚がないせいか、その壁がさみしいと感じたご主人。
大工さんがつくった棚
「わがままを言って大工さんにつくってもらいました」という棚には、家族の写真を。
おとうさんの秘密の部屋
トイレの横、階段下のドアを開けると、収納スペースではなく「たまに籠もります」と言うご主人の秘密の部屋が。「ここの壁も大工さんが木を細かく貼ってくれました」。
デッキからはしりこむ子供
畳スペースは、夏は毎日プール遊びをする広々としたウッドデッキとつながっています。
塗装はまだでしたが壁はできた後で、棚をつけて欲しいと注文。しかも棚を支えるものが外に出るのは嫌、というリクエストに、大工さん「任せてくれ。あとは私のセンスでやってやるで」。一度壁を壊して、中から板を出して、思った通りの棚が完成。

「そういうところ、この家はすごく多いですね」と言うのは奥様。「いつも私たちが求めている家の姿をイメ-ジしてくれていて、大工さんと営業さんがポンポン詰めていってくれるから、あまり細かく言わなくてもいいんです。何か決めるときに、あまり悩んだことはないですね」。

玄関の飾り
木づくりの玄関の正面のドアの向こうにも大きな収納庫があります。
「この家が出来ていく様子をご覧になっていたご近所の農家方が「いい家ができたね」と言ってくれたんですよ」と、ご主人。 それも、岡田さんご夫妻の自慢です。

もともとは畑だった住宅地。農家の地主さんと子供たちは大の仲良し。いつもとれたての野菜をくれるそう。しばらく留守にして帰ってきたら、玄関に周囲の農家の方が野菜を置いてくれてあることも。家をほめてくれたご近所さんとも、自然でフランクなおつきあいが始まっています。

「時間かあったら庭をいじったり、家のことをするようになりました」と、ご夫妻。
人の温もりのある地に建てた、自然の温もりあふれる家で、暮しぶりも変わりました。

外観写真


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